お知らせ

大住先生のVTE研究論文がBreast Cancer誌にacceptされました

2023.04.17

研究代表者の大住省三先生(四国がんセンターからこの4月に松山市民病院にご異動されました)がVTE研究について書かれた論文がBreast Cancer誌にacceptされたという素晴らしいニュースが飛び込んでまいりました。

大住先生にこの論文に関するメッセージを頂戴できないかとお願いしたところ、 CSPOR-BCの先生方に向けた内容を快くお送りいただきました。3月中に既にメーリングリストでもお伝えしておりますが、改めて掲載させていただきます。

CSPOR-BCの諸先生方。

VTE研究の乳癌サブグループの論文がBreast Cancer誌にacceptされました。

内容としましては、993例の乳癌患者さんのご登録をいただき、登録時Stage IIの方が73.4%おられ、94.8%の方がECOG PS0でした。

登録時にVTEを有していた方はasymptomatic VTEの方々が20名(2.0%)おられ、symptomatic VTEの方はおられませんでした。VTEのリスクファクターとしては、65歳以上の年齢、ECOG PS2、VTEの既往歴、D-dimerが>1.2がありました。

フォローアップ中にsymptomatic VTEを起こされた頻度は0.4%で、お一人がVTEで死亡されています。

ほぼ予想通りの結果ではありましたが、このようなきちっとしたデータは少ないため、acceptされました。

これも、先生方のご尽力の賜物と心より感謝しております。

本当にありがとうございました。

今後とも、CSPOR-BCでの研究の完了とその論文発表について、よろしくお願い申し上げます。

     四国がんセンター乳腺科 大住省三